楽しみ方と作法

楽しみ方と作法

【楽しみ方】

お遍路は100人いたら100通りの楽しみ方があると思います。本場、四国では年間30万人が訪れていると言われていますが、純粋に歩いている方は1000人にも満たないと言われています。その多くはツアーであったり、タクシーや自家用車で参拝しています。サイクリングやツーリングなども楽しめます!

八十八ヶ所の寺院、ひとつひとつに歴史があり、先祖の功績も寺院にあります。その先祖達の功績に触れるだけでも、日本を好きになります。これだけでももちろんご利益はあります。車で移動しても、参道を歩き、自然を満喫し、温泉やおいしい料理を頂けば、ストレス解消にもなります。


【納経帳について】

昨今の「御朱印ブーム」で「マイ御朱印帳」をお持ちの方もいます。しかし、四国などでも、一般に八十八ヶ所霊場は専用の納経帳が必要となります。市販されている「御朱印帳」では、枚数も少ないので八十八ヶ所の全ての札所を結願する事が出来ません。皆様がお持ちの「マイ御朱印帳」の他に、伊豆霊場専用の納経帳をお買い求めて参拝する事をお勧めしています。

(納経帳は御朱印帳と違い、自身の命が燃え尽きた時、棺桶に入れる事で極楽浄土に行けるとされています。)

伊豆霊場では、今回、原紙をご住職様に書いて頂き、複写ではありますが、公式の専用納経帳を作りました。手書きにこだわっている方も居るかと思いますが、最近、四国などで手書きの納経帳を代行して貰い、売っている業者もあるようです。しかし、本来、参拝した事に意味があると感じています。複写とはいえ、お忙しい中、ご住職様に書いて頂いた貴重な納経帳なので、是非、歴史と参拝を楽しんで頂きたいです。


【お遍路を楽しんでください!】

伊豆の八十八ヶ所霊場は444kmある事から、4が合わさって「シアワセ」とも言われています。ちょくちょく伊豆に遊びに来る方なら、是非、納経帳を片手に数年かけて楽しんで頂ければと思います。八十八ヶ所もあるので結願(全ての札所を参拝)した時は感無量です!

  • 温泉と食材を楽しみながら娯楽として参拝
  • 婚活前の縁起担ぎで参拝
  • 恋人同士で幸せの願いを込めて参拝
  • 就職や転職などの節目で参拝
  • 子育てが終わった、ご夫婦でゆっくりと参拝
  • 事を起こす前の覚悟をする為「通し歩き遍路」

お遍路とは、罰ゲームや懺悔みたいなイメージがありますが、決してネガティブな行為ではありません。むしろ、前向きに楽しんで頂きたいと願っています。

◇誰でも最初は初心者です。

作法などもありますが、初心者の方はお気になさらず、楽しんで頂ければと思います。参拝していると、ご住職様が導いてくれるかもしれません。もちろん、熱心に信仰したいという方や、ちょっと不安だよ~という方は、是非、札所0番にお立ち寄りください。全面的に応援させて頂きます。

次の休みの日にいかがですか?


【作法について】

少し慣れて来たら、伊豆霊場の巡拝の作法は四国に倣った作法で行います。信仰として巡拝される方は、是非、参考にしてください。尚、伊豆霊場は風前の灯で無住のお寺も少なくありません。多くの寺院は大師堂もありません。皆様が参拝する事で伊豆霊場が復興する事を願っています。

四国でもそうですが、本堂下の階段の外でお参りを済ませる事が作法です。お遍路は寺院の行事でも無ければ法事でもありません。ご住職さまのご厚意により、本堂でのお参りをさせて頂く事もありますが、それはご厚意なので当然ではありません。


【作法】

①山門や仁王門では、笠を脱ぎ、一礼して境内に入ります。

_MG_5740山門が無い寺院もありますが、同様に笠を取り、一礼して境内に入ります。

②数少ないですが、手水場がある寺院では以下の作法で身を清めます。

_MG_5592右手で柄杓(ひしゃく)を取り、手水を掬(すく)う。その手水で最初に左手を清める。次に柄杓を左手に持ち替え、同様の動作で右手を清める。次に口をゆすぐためもう一度右手に柄杓を持ち替え、左の手のひらに手水を溜めて口に含む(柄杓の椀に直接口をつけない)。音を立てずに口をゆすいで清め、左手で口元を隠してそっと吐き出す。先の動作で左手をもう一度清める。最後に柄杓の柄を片手で持ち、椀部が上になるよう傾け、柄に手水をしたたらせて洗い流す。柄杓を元の位置に静かに戻し、一礼する 。

③本堂前に線香鉢や灯明台がある寺院は線香と灯明をあげる。

_MG_4563_1920線香は一般的には3本を揃えてあげる。

④納め札と賽銭を納める。

_MG_4818_1920納め札には住所・氏名・年齢(数え年)・参拝日・願意を書いて納める。納札箱があれば、そこに入れますが、無ければ賽銭箱でも良い。

⑤写経した般若心経を納札箱(賽銭箱)に納めるか、仏前勤行次第を読経する。

_MG_5937_1920宗派により異なりますが、弘法大師霊場なので四国に倣って「真言宗」の仏前勤行次第をご用意して下さい。(ご不安であれば伊豆霊場振興会にお立ち寄り下さい。)

⑥納経所(寺務所や兼務寺院)に行き、奉納し御朱印を頂く。

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⑦入ってくる時と同様に、山門や仁王門では、笠を脱ぎ、一礼して境内を出ます。

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