おはようございます。

今日はあいにくの雨。
ウォーキングや区切りうちでは、雨なら参加しなければ良いですが、通しの遍路は雨でも合羽を着て、参拝します。

「雨も又よし」?

そんな訳ありません。何も解っていない人の綺麗ごとです。

実際には、視界は狭くなるし、湿気で荷物は重くなります。
道も選んで歩きますし、車が水たまりで、水をはねます。
靴はびしょ濡れで、中まで入ってきます。地図は見れませんし、休憩も気軽にできません。
体力も消耗します、お寺に着いても屋根の下を探して合羽を脱いで荷物を下ろします。
今回は交差点などで写真を撮っていますが、それも大変です。とにかく雨は最悪です。

しかし「嫌嫌」とばかり言ってはいられません。
どちらかと言うと全否定というより、理解したうえで受け入れて参拝する感じですね。

全肯定の精神です。

今日は三島の町中まで、6~7寺参拝したいし、雨なので6時には出発します。
あまり報告できないかもしれませんが、今日もよろしくお願いします。

【十三番札所】北条寺

まだ、この時間(2016/04/28/6:52)なので、納経は出来ません。

通常は朝9:00-16:00となっております。

寺院ですと朝のお務め等もあるので、ご理解をお願いします。
(もう少し参拝者が増えると7:00-17:00になるかもしれませんね。)

【十四番札所】慈光院

以前、私が出版した「伊豆八十八ヵ所霊場 こころの旅」では、古い寺院でした。
今では新しい寺院です。

雨のお遍路ですが、良い事が有りました。足が蒸れないので足元が涼しいです!

【十五番札所】高岩院

十四番札所から十五番札所に行く道中、家の庭からおばあちゃんが、声をかけて来た。

「ああ〜、お遍路さんですね。お接待をさせて下さい。」

しばらく待っていると、御賽銭を持って来て
「慈光院さんには、本当にお世話になっております。頑張って下さい」
とお声をかけて頂いた。

四国では良くお接待を受けましたが、伊豆では初めての経験。

おばあちゃんから預かった御賽銭は次のお寺にお布施にしますが、
おばあちゃんの顔を思い出しながら長寿の祈願をしたいと思います。

バタフライ効果と言うべきか、小さな小さな事の積み重ねで大きな渦が出来る。

感無量です。合掌

【十六番札所】興聖寺

なんとか着きました!

多分、江戸時代の隠れキリシタンの名残かもしれませんが、
マリア観音と言う和洋折衷の観音さんがいる。
多くの如来や菩薩が外から入ってきたので不思議ではないが。

雨が止んできた。😀

【十七番札所】泉福寺

だいぶ、三島に入ってきました。地元なので若干恥ずかしいです。😀

以前に本を出版した時に、真言八祖のお話をして頂来ました。とても懐かしいです。

伊豆八十八ヶ所霊場の楽しみの一つが「住職」さんと話ができる事。
四国では数ヵ寺しか有りません。

とても有り難いです。

【十八番札所】宗徳院

トンガリ屋根が象徴的な寺院です。

そう言えば、先ほどの泉福寺の住職様に、仏縁の話を聞いた。

四国へ、歩き遍路された方は、呼ばれて行くと言う事の様です。
確かに私も損得でも、名誉でも無い、決定的な理由が無い状態だったのは確かです。

あの当時、悩んでいたのは事実ですが、鬱病の病院では無く四国へお参りと言う事でした。

私は、そういう意味でも幸せな人生だと思える。
有難う御座います。

【十九番札所】蓮馨寺

今日はあいにくの雨でしたが、無事予定の札所を遍路する事ができた。

やはり、住職様との話が面白い!(この時点で変態かもしれないが…)

同行している山川さんが、体重が4キロ落ちている模様。
それだけでもかなりの御利益😀

仕事でも何でも、体が軽いという事は作業効率は良くなる。
当たり前と言えば当たり前。

今回の伊豆八十八ヶ所霊場の復興の概念は「果実」である。
果実とは「種」(信仰)と「果肉」(観光)で、「種」も「果肉」が無ければ「繁栄」をしない。
もちろん「果肉」だけでも駄目。その比率も圧倒的に「果肉」が多くても良い。
実はこれって、ビジネスでも言える事で、やはり「核」となる物と、その回りに覆う甘い蜜が必要だと感じる。

今日も無事、お参り出来た事に感謝です。合掌