専用納経帳について

伊豆 専用納経帳
専用納経帳

一般的に、全国の八十八ヶ所霊場は、その札所の多さから専用の納経帳が用意されています。一般的な御朱印帳では、まず枚数が少ない事と、記念印である御朱印と納経印が混ざってしまう事で、あまり良くありません。

そこで、伊豆霊場振興会でも専用の納経帳をご用意いたしました。

伊豆霊場振興会の会長を仰せつかった後、納経帳の原紙となるご本尊を、当時のご住職や関係者に書いて頂き、複製して専用納経帳としてまとめました。

後で三寶印を押した用紙と差し替えが出来るよう、背を紐で綴じています。

納経印と御朱印の違い

写経
写経

修禅寺などの観光も受け入れている寺院では、御朱印も頂けますが、お遍路などの納経印も一緒です。

その違いは、観光の記念印なのか、信仰による参拝なのかという、来寺した目的によって異なり、昔は般若心経を写経した用紙を納めた事で「納経」と呼ばれていました。

納経を重ねる事で、自身の命が尽きたときに、棺桶に納経帳を入れて頂く事で極楽浄土に行けるという信仰です。観光目的の御朱印帳とは、意味が少し異なります。

納経料について

参拝中の納経料は一般的には300円となりますが、納経料は作業賃ではなく寺院を維持する為に奉納する賽銭となります。本来は、お釣りなどの無いようにお願いします。

多くの方に参拝して頂く事で、無住であった寺院にもご住職が入山されるかも知れません。

八十八番札所の修禅寺で発行している結願証は1,800円となります。

三寶印のお預かりについて

不在がちな寺院の三寶印を押した用紙を、伊豆霊場振興会から依頼をして第0番札所の三明寺で預かって頂いています。

※伊豆霊場振興会の専用納経帳と記念御朱印帳の用紙だけお預かりしています。

普通に参拝すると概ね5~20ヶ寺位の不在寺院となります。専用納経帳で参拝し、抜けている寺院が20ヶ寺未満であった場合、押していない寺院の用紙と御朱印代を用意して三明寺までお越し頂くか、同封して下記に送ってください。

三明寺では法事等で対応が困難な時間もあります。出来れば郵送か、お越しいただく時には数日前にご連絡を頂ければ予定を入れるようにします。

不在がちな寺院の用紙以外の、お遍路の作法やマナー、寺院の事情などは伊豆霊場振興会にご連絡ください。

  • 専用納経帳の白紙となっている寺院の用紙だけ(20枚未満)
  • 用紙の枚数×300円の御朱印代
  • 返送する為の宛名と切手を貼った封筒
第0番 三明寺

〒410-0022
静岡県沼津市大岡4051
三明寺
TEL:055-929-2323

伊豆霊場振興会
第四代会長 遠藤貴光
TEL:080-4537-4200

投函したらお問い合わせフォームよりご連絡をお願いします。到着後、概ね1週間以内に返送させて頂きます。