伊豆霊場振興会

伊豆霊場振興会

伊豆八十八ケ所霊場は「寺院」と「巡礼者」と「地域」によって形成されるが、伊豆霊場振興会は、それぞれに携わる民間企業も含め「公正」に運営出来るよう、アドバイス等を行う機関(潤滑油)です。

個別の利益を追求する関係者(組織)には、適宜、地域経済という大きな意味での利益を追求するよう指導し、適正な利益と再分配が出来るような仕組みをご提案していきます。

伊豆霊場振興会のなりたちごあいさつ伊豆霊場振興会とは

○伊豆霊場振興会のなりたち

昭和40年代に、28番札所・大江院に伊豆の霊場の納経帳があることを知った田上東平さんや、元修禅寺住職の丹羽圓宗上人らによって、1975(昭和50)年に設立された伊豆観光霊跡振興会が前身です。

昭和40年代後半(1965〜) 田上東平氏が大江院の納経帳により、伊豆の霊場を確認。
昭和50年(1975) 山田弥一(当時衆議院議員)氏が会長となり「伊豆観光霊跡振興会」を設立。修禅寺41代住職、丹羽圓宗上人さんらの協力のもと、田上東平氏らが霊場を選定。
平成15年(2003) 第二代会長の丹羽圓宗上人から、当時、霊場の復興に尽力された田中康男氏が第三代会長に就任。再興を願い「伊豆霊場振興会」と改称。
平成26年(2014) 第三代会長の田中康男氏から第四代会長に遠藤貴光氏が就任。49番札所【太梅寺】から50番札所【玄通寺】までの、歩き遍路道を調査し発見する。

平成28年5月に伊豆霊場の「通し歩き遍路」を結願する。

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○ごあいさつ

_MG_6256_1920この度、ご縁を頂き、伊豆霊場振興会の会長に就任させて頂きました遠藤貴光でございます。前会長の田中さんより、以前からお話を頂いておりましたが、四国の歩きお遍路を結願した事もあり、会長を継承させて頂く事となりました。

何分、不慣れで若輩者でございますので、皆さまには多大なご指導ご支援を頂く事になるかと思います。就任にあたりまして、今後、伊豆八十八ヶ所霊場と伊豆霊場振興会のさらなる発展のため、幾つかの展望についてお伝えし、僭越ではございますがご協力頂けます事を心より祈念しております。

 

 

  1. 伊豆八十八ヶ所霊場が「日本人の身近な心の支え」になる事。
  2. 世界に誇れる、日本的文化、精神、哲学を「伊豆八十八ヶ所霊場」を基盤として発信したい。
  3. 通しの「歩きお遍路」を復活させ、大自然からの調和(共生/協調)の学びと、実体験からの感動を提供したい。
  4. 四国での経験を生かして、地域の方の「お接待」の心を育みたい。
  5. 「信仰」「健康」「観光」のバランスの取れた事業を展開し、経済の循環(再分配)の哲学の実践をしたい。
  • 1970年 静岡県三島市に生まれる
  • 1983年 三島北小学校・三島北中学校を卒業
  • 1989年 沼津工業高等学校を卒業
  • 1991年 住宅の営業を十数年
  • 2004年 独立し「ピーシードクター」を起業
  • 2014年 四国八十八ヵ所霊場の「歩き遍路」を結願
  • 伊豆霊場振興会の第四代会長として継承
  • 2015年 国際組織の「JAPAN MENSA」の会員となる
  • 2016年 伊豆霊場の「通し歩き遍路」を結願

三島に生まれて、三島で育ち、三島をこよなく愛する人間の一人です。昔から神社仏閣は好きで、何か精神的に追い込まれた時など、気持ちを整理する為に静かな境内で考え事をする事は多々ありました。しかし、安易に、ご利益を得ようとか、何か神様にあやかろうという気持ちは、今でもありませんし、それを望む方は「危険」なので、宗教的な活動はなさらない方が良いとも思っています。

誤解をなさっている方も多いので、改めてお話しますと、神社(仏閣)とは「これから○○をします。どうぞ、神様、見届けて下さい。」と誓いを立てる場所で、お願いするような場所ではありません。堕落しそうになった時や苦難に遭遇した時など、誓いを立てた事を思い出して「やり遂げる」事を誓う場所です。破魔矢とは、自身の心の「魔」に対して射る矢の事です。

先日、2015年10月21日未明、天台宗の極限修行である「千日回峰行」の中の最難関である「堂入り」(9日間不眠不休断食断水)を、戦後13人目の成功者として「釜堀浩元(41歳)行者」を特集していたテレビ番組を見ました。もう、テレビを見ているだけで涙が溢れる。多分、そこに居合わせたら、手を合わせていただろう・・・。人間の常識を超えて、ただ、ひたすら苦行と向き合う姿は、その行為の意味とか、そういう「つまらぬ」小さな事はどうでも良くなる。自身のやり遂げる事の励みにもなる。それが僧侶という役割ではないかと思います。

今では残念ながら「お遍路」は、バスツアーでも「お遍路」と認識されています。悪くは無いが、本来の精神を忘れてしまってはならないと思います。四国の全工程の1200キロを歩くとなると、昔は息絶えた遍路も少なくありません。今では死ぬ事はありませんが、やはり、それなりに苦難です。私は歩き遍路をした事で多くの事を学び、お金で買えるような代物でもなく、本を読めば理解できるような空論でもない。とてもとても大切な時間を過ごしました。その事を多くの方に体験して頂きたいと伊豆八十八ヶ所霊場の復興を願っています。

第四代としては、やはり経済効果も期待したいです。お遍路さんが増える事で、寺院が潤い、地域が潤い、関係各社が潤い、皆が潤う事で、更にお遍路さんが増える。そういう、良い循環が出来る事で、地域の活性化に貢献したいと考えています。どうしても、地元の業者や仲間内(私も含む)だけで権益を独占したいとか、了見の狭い排他的な行動で、狭苦しい環境になってしまいがちですが、それらを抑制し「中庸な精神」で接し、誰(企業も含む)でも、気軽に参加できるオープンな環境を構築していきたいです。

もうひとつが、最近「JAPAN MENSA」という国際組織に入会し、色々と勉強する機会も増え、私が幼少から、社会に出てからも悩んだ、様々な人間関係における、私の中に内在する、多くの疑問の解決の糸口を見つけました。と同時に、日本の現代社会における、学校教育のいじめや自殺問題、社会のパワハラやブラック企業問題も、なんとなく理解出来るようになりました。伊豆八十八ヶ所霊場を通じて「ギフテッド」として悩んでいる子供や大人、そして、それらを異物として排除しようとする社会。そういう不条理に対して、よき理解者としてお役に立ちたいと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。

○伊豆霊場振興会とは

大義: 伊豆八十八ケ所霊場の復興と繁栄を目的とした組織。
復興: お遍路の「精神」を現代に甦らせ、継続して「寺院」「巡礼者」「地域」の良好な相互関係の基、遍路が出来る基盤を創る事。
繁栄: 老若男女問わず、いつでも、誰でも参加することが出来、各々の「信仰」としての幸福感と地域の経済発展に貢献する事。

復興と繁栄を願って

スタンプラリーである「お遍路ツアー」も、信仰心の入り口としては間違いでは無い。ツアー客も観光気分で楽しいし、寺も潤い、地域も潤い、経済効果がある事で繁栄もするし繁栄する事で継続も出来る。現代では、足が不自由なお年寄りも納経帳が埋める事が出来る。

対照的に昔ながらの供養や修行としての「信仰の遍路」も存在する。四国でも年間30万人のツアー客に対して、数百人という極々一部の方々が行っている「歩き遍路」です。昔は命がけであった「歩き遍路」ですが、今では命がけとまでは言わないが、相当厳しい遍路です。特に通しとなるとかなり厳しいです。その厳しさゆえに、それを支える「お接待」という文化が生まれました。

熱い気持ちを持った「本気の遍路」と、それを支える「本気の接待」であり、その「絆」が「核」となり、お互いの願い(感謝)が形となって、初めてスタンプラリーではなく「信仰」という形になるのではないかと思う。大切な事は「全てが一体」となって「文化」が形成されている事です。

 

しかし「核」だけでは、そのものが衰退し「基」すら無くなってしまう。

 

大自然にある、多くの果実も「種」を甘い果肉が覆っているから繁栄する。熱い気持ちを持った「本気の遍路」と、それを支える「本気の接待」と、そしてバスツアー客や自家用車での巡拝する方々によって、伊豆八十八カ所霊場は深みを増し、本当の意味で復興と繁栄に繋がります。重要なことは、その区分けを明確にすることで、それぞれの立場を尊重する事にあると感じています。