先日の6番札所の納札入れに、多くの納札と写経をした用紙が入っていたので、回収して0番札所に置いてきました。

大切な思いが詰まった納札、12月の末にお焚き上げをして頂けるそうです。

余り知られていませんが、納札は3つの使い方があります。

  1. 寺院にお遍路さんが来たことをお知らせする。
  2. 名刺代わりに、お遍路さん同士が交換をする。
  3. お接待を受けた時に、読経をしてお渡しする。

3番目ですが、このお接待を受けた時にお渡しする文化は、非常によく出来ていて、四国を歩いていると、遍路道の道沿いの住民や店舗などでは、歩いて参拝しているお遍路さんが見えるので、遠くから来ると、わざわざペットボトルの飲み物や甘物を持って待っています。

そして、お接待を受けるのですが、のどが渇いているときや、糖分が欲しい時にホント助かります。

最初は、どうしていいか分からずに、「有難うございます!」と受け取りましたが、納札を下さいと言われて、仕組みを聞くと、お遍路に行きたいけど、行けない方々が、お遍路さんをお接待する事で、お遍路さんと一体となって功徳を積んだことになる文化だそうです。

この納札を集めることが、功徳の積み上げで嬉しいそうです。

なんか、見知らぬ人達の気持ちを背負って参拝することとなりますが、とても日本的でいいですよね!

このような気持ちは、きっと世の中が良くなる気がします。

伊豆も、早くにそうなって欲しいですね~

色がついているのは、参拝した回数で色が変わるそうです!これはちょっと人間の欲を受け入れているのかな?笑