ご本尊様や寺院そのものは参拝者を選別することは無いと思うのですが、ご住職様の考え方によって、残念ながら参拝が出来なくなってしまいます。

何人かの知人を含め、札所の対応で不愉快な思いをしたお遍路さんにはお詫び申し上げます。

あまり知られていませんが、伊豆八十八ヶ所霊場の札所は、約120年前の明治中期に十カ寺以上の大規模な再編が行われ、特に東伊豆と河津の再編が行われました。

その後、約50年前に当会の初代会長である田上東平氏と、後に当会の二代目会長となる修禅寺ご住職であった丹羽圓宗老師と共に、明治後期の納経帳を元に、数カ寺の寺院の再編をして、現在主流とされている参拝ルートを策定したと聞いています。

当会としては、お遍路という性質上、安心して参拝できる札所をお遍路さんに案内する役割がございます。

歴史ある伊豆八十八ヶ所霊場において、出来る限り昭和の参拝ルートを尊重したかったですが、残念ながら、令和の時代に再編を余儀なくされてしまい、この度、当会の推奨する「令和の参拝ルート」を策定しました。

お待たせしましたが、このWEBサイトで掲載されている札所構成で、安心して参拝ができるので、ぜひ、お遍路という文化をお楽しみください。